本質を見極める視点

たまには麻雀以外のことも。

東電の電気料金10%超の値上げについて。

最近ニュースでよくやっている話題だが、このことについて不満を言っている人がけっこういるが理解に苦しむ点がいくつかある。

そもそも原発事故の原因は東電に非があるという見方はある程度納得。しかし、どうだろう。原発のおかげで雇用が創出されたのもまた事実。原発マネーで潤った自治体もある。原発のおかげで、パソコン・携帯・イルミネーション・野球のナイター試合・オール電化住宅・電気自動車・・・電気の大量消費が可能である。そもそも原発事故の前からこうした状況に警鐘を鳴らしていた専門家なら分かる。それを、感情論に偏ったマスコミの報道にまんまと乗せられてなんとなく「原発は悪」という認識にコロッと変わってしまう人の多いことには驚くばかり。

本質を突くと、「持続的な脱原発は現状不可能。現状の最善手は、原発のセキュリティ強化に投資するべき。」が正解である。

個人的には脱原発という意見自体は志の高い立派な1つの意見だと思っている。一番嫌いな意見は、「原発は絶対反対!でも電気料金値上げはありえない」的な考え方。これは自分勝手だと思う。脱原発なら、節電は絶対条件。であれば、きちんと節電すれば、電気料金はさほど変わらない金額になるはずで、何のデメリットもない。むしろ、ある程度の強制力がないと節電しない人が多いため、当然の措置だと見る。中小企業の工場などに勤務している人の言い分なら分かる。死活問題だからである。しかし、家庭レベルで言うべき発言ではないことは確かである。脱原発という意見を持つのはいいことだと思うが、現在の日本の経済構造、雇用の減少、貧困率の増加、3兆円以上の公的資金が東電に注入されていること、火力発電のコストの高さ、火力発電のCO2大量排出による地球規模での環境破壊という原発以上の罪深さ、自然エネルギーのコスト高及び安定供給の難しさ、自然エネルギー設備建設にかかるコスト、現在の電気大量消費社会の構造からの脱却の展望、・・・脱原発を謳う資格のある人間は、これらのことを全て考慮した上で、「自分は限界まで電気を使いませんし、みんなが協力すればこれらの問題が解決できると確信しています。」と断言できる人間くらいだろう。

世論や選挙のことを考えるあまり何もできない口だけ政治、便利に慣れマスコミの言いなりの国民が動かすこの国は確実に破滅に進んでいる。国民主権を廃し、一部の専門家が国益を合理的な視点から考えて政策を実行できる構造があればよいが、時代遅れの憲法が幅を利かせている現状では望むべくもない。

ここでQおしえて!憲法くんのコーナー
※時代遅れの憲法とは?
生存権・・・一部の若手公務員の給料よりも高い生活保護費。年金を40年納めて年金をもらっている人よりも実質倍程度裕福になる水準の補助をしている生活保護費。年収1億の扶養義務者がいても支給される生活保護費。税金でパチンコを2回発見しても停止にすらできない生活保護。寝たきりの仮死状態の人に年間1000万円の医療費がかかっても支給される生活保護、数千万円豪遊し使い切ってお金なくなりましたといっても支給される生活保護・・・怠惰を助長しているとしか思えないこの欠陥制度も時代遅れ憲法のなせるワザ。

憲法に書かれてある権利はやたらと主張されるくせに、義務を果たしていなくてもさも問題ないかのようなヌルイ扱いをされる憲法の「名ばかり義務」も見逃せないィィ!

さらには憲法の下にある欠陥刑法も問題。無免許の常習犯の若造が居眠り運転して何人か殺しても死刑はおろか懲役10年ですら課せない刑法。普通に人を殺しても責任能力がなければ無罪という生温ぬるぬるの基準。犯罪集団オウム真理教の裁判のような案件に何年もかけて、税金を浪費するようなスピード感のかけらもない司法制度。

これが私たちの愛する憲法です。

話を戻すと、こういった状況をきちんと把握していれば、「脱原発賛成!」などという言葉は、普通の人間が簡単に口にできる言葉ではないことが明確に分かる。票取りのために国民感情を慮って「脱原発目指します!」と言った数ヶ月後、「原発は必要である。増税もマニフェストに書いてないけど必要である。」といいはばかる詐欺内閣もどっかにあるようだがw

ちょっと辛口で書いてはみたけど、本質を見ると自然とこうなる。表立って「原発は必要ですよね~」とは言えない風潮だが、最近の若い人は内心そう思っている人が多いんじゃないかと感じたりする。本質が見えていない人が多いと感じる中、そういう人たちの意見に表面上は迎合した上で、情報リテラシーをしっかり持って行動に移すことが大事です。

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この記事へのコメント

  • はし

    「セキュリティ強化に投資」との指摘、仰る通りだと思います。金銭面のみならず、形骸化していた保安院や安全委、それをいいように利用してきた原子力行政、さらにそれを統括すべき政治家の選択権を持つ我々、その全てが責を負い、改革が求められると感じています。
    放銃したから押すべきではない、ではないのは頭では多くが分かっていることと思います。それを再確認し、長期的に有益な議論を深めることが必要だと思います。
    2012年06月01日 01:33
  • れんらく

    個人的には原発反対派はまず、原発廃止を謡う前に自然エネルギー開発事業に投資するべきだと思います。
    原発を廃止するためには、それに取って代わるエネルギーが必要です。
    そのための資金をまず集める必要があります。
    それは税金からではなく、震災復興募金のような形で民間から集めることが出来れば誰も文句を言うことはないでしょう。
    であれば、彼らの崇高な理念も認められます。
    彼らは最終的には原発のない世界を望んでいるのだから原発のセキュリティ強化という発想にはならないでしょうが、せめて上記に挙げたことをやって欲しいですね。
    2012年06月02日 13:55
  • 神速★.com

    >はしさん
    「事故が起こったから間違っていた」という考え方は間違いで、「間違ったことをしたから事故が起こった」もしくは「事故の可能性があったけど仕方なかった」のいずれかが正解でしょうね。仰る通り、麻雀も同じで、結果論から正解・不正解を論ずるのは間違いのもとですからね。

    >れんらくさん
    麻雀が現実的に確率を追っていくゲームであるように、政治も現実的な視点に立って考えていかなければ良くはなりません。今の政治はマスコミに踊らされた国民の顔色を窺っているだけの末期状態です。何もできないのにエゴで着飾った理想論を唱えることは最も罪深い行為だと思います。
    2012年06月03日 00:07
  • こっこ

    脱原発は実際に不可能なはずです。
    なので元々自分は脱原発には大反対派。
    マスコミと政治はリンクしているものです。
    しかし、そのベクトルが悪い方向に行っているのが今の現実。
    今回の脱原発はただの感情論。
    その理由に明確な根拠も筋も通っていない。
    結局、ほとんどすべての事象を感情論で片付ける今の日本の政治にもう未来は無いでしょう。
    根本を覆す何かがあれば話しが変わるかもしれないですね。
    2012年06月03日 22:46
  • 神速★.com

    >こっこさん
    確かに、「安定供給可能でコストも安い自然エネルギー」みたいなジョーカーがあるのなら理想ですけど、そんな便利なもの無いですからね。最近は、CO2排出が少ない火力発電みたいなこと言ってますけど、原子力よりコストが高く、オゾン層破壊という取り返しのつかない現象を助長する行為ですから、ダメージ総量は、数十億人+地球全体の被害(現状どおり継続なら限りなく100%進行)>>>数万人+一部の土地の犠牲(超低確率で事故発生)となれば、感情論抜きで冷静に考えれば明確に原発推進すべきことが分かると思います。 
    2012年06月04日 22:47

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